試験を早く採点する方法:問題作成編

試験答案の採点、時間がかかって困っているという方も多いと思います。なるべく早い時間で採点を終わらせられるためのコツをまとめました。まずは、試験を作成する時に使えるコツから。


高速で採点できる試験をつくる

選択式にする

これは鉄板ですね。自由回答形式にすると、採点が大変になるので、解答は選択肢を用意してそこから選択して答えてもらうようにします。

 

自由記述問題は極力減らす

上とも共通しますが、自由に回答を書いてもらうと採点が非常に面倒になります。どうしても必要な問題以外は、自由記述にしないほうが楽です。国語でいうと自由記述問題、数学では証明問題などが時間がかかるものの典型です。

 

配点は単純に

1点の問題、2点の問題、3点の問題…といろいろな配点の問題が1つの問題用紙にあっては、混乱のもとです。すべて2点に揃えるなど、同じ配点にします。ただし、難易度の高い問題なども同じ得点では不公平なので、誘導問題で途中まで解答を出させて2点、その後の問題も最後まで解ききっていたら2点で合計4点にするなど配分を工夫しましょう。

 

部分点はつけない(△は無し)

頑張っている答案には部分点をつけてあげたい気持ちになりますが、部分点をつけると採点時間が飛躍的に長くなってしまいます。部分点はつけないことにしましょう。

視覚的にわかりやすい配点

  • 解答用紙が左右にわかれている場合は、左右それぞれを50点ずつにする
  • 問題用紙と解答用紙が同じ紙で、裏表にわたって問題がある場合、裏・表それぞれを50点ずつにする
  • 問題が全部で大問4つでできている場合は、1つ25点ずつにする

など、上下左右・裏表で均等に配点すると、小計をとりやすく計算ミスしづらいです。

 

 選択問題の答えは、覚えているものにする

解答を覚えておくと、いちいち解答用紙と問題用紙を見比べなくてもいいので格段に時間が短縮できます。そこで、あらかじめ覚えている数字や文字の羅列を選択問題の解答にしてしまいます。解答が[(1)ア (2)イ (3)ウ (4)エ (5)オ]などわかりやすいものだと、解いている側も途中で気づきます。回答者がわからないようなもので、自分だけ覚えているものがあればそれを利用します。

  • 3.141592…などの円周率や、知人の郵便番号・電話番号などの数字の羅列
  • アカエイ(赤エイという魚)、codec(コーデックというコンピュータ用語)など、選択肢にある文字で作れて覚えられそうな単語

など、いくつか方法があります。カタカナやアルファベットは気づかれやすいので、自分だけが覚えている数字の羅列が一番簡単でわかりづらいです。

 

マークシートを利用

最近は、安価に購入でき、市販のスキャナとプリンターがあれば使えるマークシートキットも出ています。マークシートを購入すればソフトは無料でついてくるもの、ソフトを購入すればマークシートは市販の紙に印刷できるものなど。

 

採点時間がほぼかからない他に、最後に得点をExcelなどに入力する手間が省けるというメリットもあります。入力ミスがあってはいけないので、けっこう気を使う作業なんですよね。

 

ただし、だいたい100人以上採点するのでなければ、マークシートはかえって手間かもしれません(問題数にもよりますが・・・)。マークシート用に選択肢を用意し、マークシートを印刷、スキャン、読み取って配点設定・・・とやっていると意外と時間がかかりますので注意です。小テストなど、1人につき10問程度の小さいテストなら、マークシートより自分で採点した方が短時間で終わるということも。

 ICT教材の活用

ICT(Information and Communication Technology)などインターネット教材が学校で用意されている場合は、それを使ってテストをすることも考えてみましょう。

授業でパソコンを使う場合は、そのままパソコンを使ってテストできます。ただし、インターネット接続はオフに設定するか、LANケーブルを抜いておくかなどをしてインターネットを利用したカンニング対策はしておきます。

授業でパソコンを使用しない場合は、自宅学習兼小テストのような形で実施することができます。ICTで用意した小テストを、自宅学習と小テスト両方の点数に加点するとあらかじめ予告して実施します。教員の監視下で実施できないのでカンニングの可能性がどうしてもあります。本格的な試験には向いていないですが、自宅学習と小テストを兼ねたような小規模なものならこれでもOKです。

 


 

解答用紙も工夫する

試験問題だけでなく、解答用紙も工夫の余地があります。

 

解答欄はまとめる

問題→解答欄→問題→解答欄…という流れだと、いろいろなところに目を運ぶ必要がでて気を使います。解答用紙を問題とは別につくるか、解答欄はできるかぎり一箇所にまとめてしまいます(図参照)。大問ごとに解答欄をまとめるだけでも、かなり効率はよくなります。

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視点移動を意識する

解答欄の間に無駄に余白があると、視点移動のため目が疲れてしまいます。細かいことですが、拘ると採点が楽です。

選択式の問題の解答は、縦に答えが並ぶように解答欄を作ります。それが難しければ横に並べてもよいのですが、解答欄は小さめ(選択した1文字が入るだけの余白)にしておきます。そうしておけば視点移動が少なくて済みます。

解答が横に並ぶ場合は、問題番号は余白の左上に小さく書いておくと、解答だけが横一列に並んで非常に採点しやすいのでおすすめです(図参照)。

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 ただし、あまり採点しやすくしようとするあまり、回答者にわかりづらい問題や解答用紙にならないように気をつける必要はあります。次回は、採点編です。


参考にさせていただいたウェブサイト:

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