座り続けのデスクワークは体に悪い!試してわかった、立ったまま仕事(スタンディングデスク)のメリット・デメリット



standingdesk1デスクワークで一日座りっぱなし、という人は多いと思います。座りっぱなしの生活は健康に悪いという研究結果もあります。立ったまま仕事をすることで、運動不足だけでなく腰痛の解消も期待できます。


デスクワークの弊害

座りっぱなしのデスクワークには、次のような悪いことがあります。

  • 座っている時間が1日11時間を超える人は、よく運動する人に比べて早死するリスクが高い。特に、冠動脈性心疾患とがんで死亡するリスクが、それぞれ27%と21%高いそうです。
  • 悪い姿勢や筋力の低下による腰痛が起こりやすい。(参考:)
  • 座り姿勢が続くと足の血流が滞りがちになるので、心血管疾患を引き起こす。
  • 悪い姿勢のため背骨に負担がかかり、手足のしびれや関節痛、坐骨神経痛につながる。

(参考IRORIO 座りっぱなしの生活をしている女性は早死にするリスクが高まると判明:米研究仕事と腰痛対策座りっぱなしのデスクワーカーの寿命を延ばす秘訣:「正しい座り方と心構え」

 


試してわかった、立って仕事をするメリット

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これらの問題を解消するため、立ったままのデスクワークが最近注目されています。立ったままで行うデスクワークは、スタンディングデスクと呼ばれます。北欧のオフィスシーンでは、すでにスタンダードになっていますし、GoogleやHuluでも採用している人が増えているそうです。

少し前から気になっていたので、3ヶ月試してみました。スタンディングデスクの方法を説明する前に、試して気づいたそのメリットを紹介します。

  • 足の血流改善。椅子で太ももが圧迫されることがないので、血流がスムーズになります。以前座って仕事をしていたときは、太もものあたりが圧迫されているのが感じられて明らかに不健康な感じだったのですが、スタンディングデスクに変えてスッキリしています。
  • 筋力増強。立ちっぱなしの姿勢をキープするため、脚力はもちろん背筋や腹筋もバランスよく鍛えられます。
  • フットワークが軽くなる。オフィスに来てすぐに仕事に入れますし、立ち上がって人に会いに行ったり物を取りにいくのも座り姿勢から立ち上がるよりサッとできます。特に、職場についてから上着を脱いでコーヒーを1杯飲んでダラダラして、ようやく仕事に取り掛かる……という人は、サッと仕事に取りかかれるスタンディングデスクは効果があがると思います。
  • 収納が増える(場合もある)。机の高さが高くなるため、その下に物を置ける棚スペースを設けることができます。ミニディスクを使って机の高さを調節している場合も、その下に収納スペースが増えます。
  • 思い立った時、すぐストレッチや筋トレができる。ちょっと気が向いたら、足を前後左右にゆっくり上げ下ろししたりスクワットしたりして、運動不足が解消できます。座り姿勢から立って運動を始めるのに比べると、かなり気軽に運動ができます。

参考:Sit & Stand ディスク

 


試してわかった、スタンディングデスクのデメリット・注意点

  • 最初は足がつらかったです。試してから一週間くらいは、1日ずっと立ちっぱなしは無理でした。だいたい数時間で足がつらくなってきて、残りの時間は座って仕事をしました。少しずつ立っている時間を伸ばして、慣れてきたら1日中立って仕事ができるようにするとよいでしょう。
  • よい姿勢は意識しないとできない、というのは立っても座っても変わりません。スタンディングデスクにすることで背筋は伸びるのですが、気が付くと片足だけに重心をおいて立っていることが多かったです。両足にバランスよく重心を配分してよい姿勢を保つというのは、意識して気をつける必要があります。筋肉的にも、ずっと背筋を伸ばしているので最初はきつかったです。スタンディングデスクにするだけで特に苦労もなくきれいな姿勢になって筋力も鍛えられる、というわけではありませんでした。
  • 落ち着かないと感じる場合もありました。ルーティン・ワークならこなせるのですが、集中して文章を書きたいという時などは、途中で足がだるくなったり姿勢が悪いことに気づいたりして集中が切れてしまうことも
  • そんなわけで、どうしても邪魔されずに集中したいときに限って、高さ調節用のミニテーブルを下ろして座って作業していました。このテーブル設置や解体が地味にめんどくさかったです。いい運動だと思えばいいのでしょうね。

 


スタンディングデスクにトライ!

スタンディングデスクのためには、立って仕事ができるような高めの机が必要です。

でも、スタンディングデスクに興味はあるけど、いきなり新しい机を買うのも勇気がいりますよね。そんな場合は、今部屋にあるもので代用してしまいましょう。1ヶ月ほど試して、継続してできそうだと思えば、下のような専用のスタンディングデスクを購入してみる価値がありそうです。

 

ダンボール箱やミニ机を使って、机の高さを調節

普段座って使っているワーキングデスクの上に、段ボール箱やミニ机を置いて高さを上げます。机の上においた腕の角度が、90度になるように高さを調整するのがポイントです。私はミニテーブルを机の上に載せていましたが、特にぐらつきもせず十分使えました

 

棚を机代わりに利用

立って仕事をするのにちょうどよい高さの棚があれば、それを机にしてもよいです。ただし、カラーボックスや3段ラックなどと呼ばれる1000円前後の棚は、高さはよいのですが天板が狭いので、本格的な作業には向きません。薄いモニターとキーボードを置いたり、ちょっとした書き物をするだけなら可能です。

 

スタンディングデスクのポイント

  • 机の高さは、机の上に腕をのせた時の肘の角度が90度になるのが理想的
  • モニターを載せる場合は、視線が床とほぼ平行になるようにする。視線が下を向いてしまうと、首が下向きになって姿勢が崩れます。こういった姿勢の崩れや目の疲れから、顔のたるみやほうれい線につながるそうなので要注意です(参考:日本経済新聞 女性の大敵「ほうれい線」のできやすさをチェック)。
  • 片足だけに重心をおいて立つと、姿勢の歪みの原因になります。両足バランスよく体重をかけましょう。

 

試してみた感想

スタンディングデスクを試してみようと思ったのは、座りっぱなしは健康に悪いということもあったのですが、なにより長時間の座りっぱなし作業に私自身が非常にストレスを感じていたからです。

上でも述べたとおり、最初はずっと立っているのは筋力的にかなりきついのですが、だんだん筋力がついてきて立ちっぱなしでも平気になりました。立ってちょこちょこ体を動かすことで、同じ姿勢がストレスになることもありませんでした。気分的に楽になったのが、スタンディングデスクをやってよかった大きなポイントです。

ただし、集中して行う仕事は立ちっぱなしでは少しつらいので、できればスタンディングデスクと、座って使える机の2つが揃っている環境がベストだと思いました。




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